日本の企業では、先進諸国に比較して残業が多いことでも知られています。

大企業や中小企業、小規模のベンチャー企業、公的機関、また病院など職場にかかわらず超過勤務が多くなっています。

特に医療関係の施設では、超過勤務を行うことが当たり前になっている傾向もあります。

看護師の方などはただでさえ勤務時間が長いのですから、超過勤務をなくす工夫を考え、ただちに対処しなければならない職場は少なくないでしょう。

決められた時間を超えて勤務を続けなければいけない状況は、定時までに行うべき仕事が効率よく行えていないことを意味します。

仕事の効率化を考え、環境と状況を改善すれば必然的に残業はなくせるはずです。

余暇を大切にし、エネルギーの充電と休息ができれば仕事に対するモチベーションも向上し、さらに効率も上がることでしょう。

その逆は悪循環ということです。

まずは今の定時の間で行う仕事の内容、シフトなどを見直し、一つひとつ解決に導いていくことが求められています。

日本の労働基準法では、従業員がひと月の間に行える残業の時間が決まっています。

その時間を超えてまで仕事をしなければいけない状況は、まずその職場のシステムが間違っているわけです。

そのことを経営者や管理職、また従業員一人ひとりが認識すること自体も、超過勤務をなくす工夫の一つと言えるでしょう。業種や職種に関わらず、仕事は携わる時間の長さよりも内容の濃さが大切です。